ZIPAIRは2019年に運行開始となったJAL系列の格安航空会社です。
元の価格が安いだけではなく、燃油サーチャージが不要なので、原油価格を気にする必要がありません。
安いのはいいことですが、ホームページでも「フルサービスキャリアでもローコストキャリアでもない、新しいスタンダードを定義するNEW BASIC AIRLINEになることが使命」と謳っているものの、実際はどうなのか?
実際にLCCに多く搭乗した筆者が、初めて乗った感想を他のLCCと比較しながらまとめました。
この記事がオススメな人
- ZIPAIRのフライトがどんな感じか知りたい方
- これからZIPAIRの予約をするか迷ってる方
写真もたくさん撮ったので、参考になれば嬉しいです。
※2022年11月の情報ですので、ご了承ください。
今回のフライト情報
便名 | ZG054 |
区間 | シンガポール・チャンギ (SIN)→日本・成田 (NRT) |
出発時間 | 00:10 |
到着時間 | 07:55 |
フライト時間 | 6時間45分 |
シート | スタンダード(エコノミー) |
機体
国内LCCで唯一のボーイング787!大手国内線と同じシートピッチです。
正直、そこまで機体に関心があるわけではありませんが、体感でも広くて快適でした。
他のLCCはただでさえ狭いのに、隣の人に肘掛けを占領されがちで、ほぼ寝不足になります。笑
コスト削減のため、座席に画面はありませんが、清潔感あふれる機体はLCCとは思えないクオリティ。
AIRASIA・SCOOT・JETSTARなどのLCCに搭乗したことがありますが、間違いなく一番乗り心地が良い座席でした。
他のLCCだとガムテープで補修されてるイスとか見る。笑
有料オプション
お手荷物をお預けの際は、1個目から受託手荷物料金がかかります。
https://www.zipair.net/ja/service/baggage
受託手荷物は、規定サイズ(3辺の和が203㎝以下)を満たす合計5個お預けいただけます。
重さは1個あたり14kg、23㎏もしくは32㎏までとなり、料金が異なります。(一個当たりの重量は最大32㎏までです)
荷物を預ける場合は事前にオンラインで購入しましょう。
その場でも買えますが、1000円ほど高くなってしまいます。
機内にお持ち込みいただける手荷物は、規定サイズ(1個目:40×25×55㎝、2個目:35×25×45㎝)を満たす合計2個までです。
https://www.zipair.net/ja/service/baggage
重さは7㎏までが無料です。
チェックイン後に免税店で紙袋一つ分の買い物(紅茶の茶葉)をしましたが、私は持ち込む際も何も言われませんでした。
常識の範囲内なら大丈夫なようです。
(チャンギ国際空港はチェックイン後→免税店エリア→手荷物検査)
座席の指定も有料です。
今回は全体的に空席が多く、バラバラに配置してくれました。
たまに空いてるのに知らない人と隣り合うこともありますよね。
6歳以下の乗客向けに「U6」サービスが用意されています。
「U6 Standard」運賃で予約が可能で、隣同士の座席を無料で用意してくれるので、座席指定ができなくても安心ですね。
2歳未満の乗客にも「チャイルドシートが用意されます。
QRコードを読み込み、機内Wi-Fiを使って注文します。
メニューは一部ですが、こんな感じでした。
もちろん、地上で買うよりは高いですが、チャンギ国際空港で売っていた価格よりも安く買うことができました。
水は空港では3.5ドルが最安値で、荷物検査で水は回収されてしまうので、飛行機の中で買った方が安いですよ。
ちょっとした飲み物が有料なのはLCCならでは。
チャンギでは搭乗前に水を汲める場所があるので水筒や空のペットボトルを持参すれば持ち込むことが可能です。
成田なら荷物検査の後にマツキヨなどで買えばいいですね。
機内サービス
もちろん、地上のWi-Fiと比べてしまうと遅いですが、スマホが速度制限された時よりはサクサク繋ぐことができました。
同価格帯のSCOOTではWi-Fiは有料なので、無料で使えるのはありがたいです。
ちょっとした作業やLINE、Instagram閲覧は問題なくできました。
最近乗ったSCOOTでは言われなかったので、日系らしいなと思いました。
マスクがなければくれるそうなので、安心です。
ホルダーも最新式で色んな用途に使えて便利でした。
タブレットを置くタイプは初めて見ました!
快適に映画鑑賞できそうです。
コンセントもついています。
こちらもSCOOTでは有料なので有り難いですね。
大手航空会社ではもらえるものも、LCCではもらえません。
必要なものは事前に用意しておきましょう。
個人的にはアイマスクだけは必須でした。
個人用モニターはありませんが、自分のスマホやタブレットを使って映画を観ることができました。
ただし、イヤホンはないので気をつけてください。
フライト情報もスマホから確認できますよ。
混み具合
2022年10月、平日の深夜便ということもあり、ほとんどのせきが空いている状態。
本当は良くないかもしれませんが、1人の人は3人分を独占でき、広々と過ごせました。
2人以上で来て隣り合って座っていたお客さんの中には、シートベルトを着用しなくて良い時間帯に空いている席に移動している人もいました。
機内の様子
深夜便の場合、早朝の機内のサービスがないため、暗くなったら基本的にずっと暗く、睡眠がとりやすかったです。
5:45に電気がつき、5:55にさらに明るくなり、機内販売終了の案内も流れました。
大手航空会社の深夜便だと機内食の旅に電気がついたり周りがザワザワして目が覚めるので、ありがたかった。笑
気になるところ
一切キャンセルができないので、それについての悪い口コミが。
LCCはそういうものなので、個人的には仕方ないのかな?と思います。
また、飲み物・機内食が有料なのは慣れなるまで不便ですが、好きじゃないものにお金を払うより、好きなものを選んで買う方が合理的なのではないでしょうか。
食事はプライオリティパスを使ってラウンジで事前に取っておけば問題なし!
唯一、私が気になっているのは予約開始のタイミングがわかりにくく、予約したい時に旅行期間のフライトが販売していない場合があることです。
別の航空会社で予約した直後に ZIPAIRの予約が開始して、悔しい思いをしたことがあります。笑
具体的には、2022年9月29日(木)から東京(成田)=シンガポール線の冬スケジュール期間 (2022年10月30日~2023年3月25日)搭乗分のチケットを販売開始しましたが、私はちょうど9月25日頃に10月のフライトを予約したかったので、予約することができませんでした。
(その後、予約していたSCOOTのフライトスケジュールが大幅に変更となり、特別にキャンセルできたので ZIPAIRを取り直すことができました。SCOOTも本来はキャンセルできません。)
もっと前から予約開始してくれたら有り難いのにな…
良かったところ
- LCCの中では別格でサービスが丁寧
- 機体が新しく、清潔感がある
- インターネットが無料で使える
困ったことがあれば日本語ですぐに相談できる安心感は、日本人スタッフのいない飛行機に乗った後に実感します。
また、LCCの中では機体の綺麗さもピカイチで、快適に空の旅を楽しむことができるのが良いです。
さらに、特に気に入ったのはインターネットが無料で使える点です。
ネット中毒の私には有難かったです。笑
まとめ
LCCの中では間違いなくサービスがピカイチ。
特に日本語が話せるスタッフがいるのが心強いのでLCCデビューの方におすすめです!
JALやANAに慣れている方には物足りないかもしれませんが、格安旅行を楽しみたい方には十分なのではないでしょうか。
私にとっては値段が安く、でも必要に応じてサービスを受けることができるZIPAIRは今一番好きな航空会社です♡
本のガイドブックも読みやすいですが、私は電子書籍で見ています。
かさばらないのが最高で、スマホさえあればいつでも確認することができますよ。
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