今回はマレーシアからシンガポールに入国する際、パスポートの顔認証が通らなかった体験談です。
まさかの事態すぎて、びっくりしてしまいました。
もし似たようなことがあった時の参考になれば嬉しいです。
※この記事は2022年10月の情報です。
経緯
私は現在、シンガポールに滞在しており※、マレーシアのジョホールバルに陸路で日帰り旅行に行きました。
行きはスムーズ。
ジョホールバル観光も楽しみ、特にトラブルにも巻き込まれずにスムーズにシンガポールまで辿り着きました。
しかし、最後の最後に大問題が!!
※本当は住むためのビザを発行するべきですが、手違いがあり、未だ観光ビザ(延長手続き済)のままです。
日本へ一時帰国後に再度申請する予定なので、観光ビザの人のエピソードとしてお読みください。
どちらかというと、「観光ビザを延長し、海外旅行行ってまた戻ってくること」に対して何か言われそうだなと思い、ビクビクしてました。
パスポートの顔認証システムで弾かれる
ずっとスムーズに進んでいたのに、顔認証の段階になって、エラーが。
絶妙に入国管理官のPC画面が見えていたのですが、パスポートの写真と今の私の顔がシステム上、一致しないようでした。
言葉にはしないですが、入国管理官の方からも「そこまで別人って感じじゃない」という雰囲気が出ていて、怪しまれている雰囲気もなく、合計で10回以上は試しました。
その中で聞かれたのが、
- 「カラーコンタクトつけてる?」→カラーコンタクトは写真でもその時もつけていない
- 「パスポートの写真はいつ撮ったの?」→パスポート取得日の5年前
の2点。
「もうこの時とは顔が違っちゃってるみたいだね」とのことでしたが、そんなことを言われても。笑
ちなみに整形はしてないです。
後ろの人もイライラしているのが分かり、嫌だなと思いつつ、「Last challenge !」と言われ、最後に試してもやはりダメ。
「じゃあ、Policeを呼ぶからOfficeに行ってきて〜」と言われました。
特にそう言われたわけではないけど入国審査官の方も、この認証システムにちょっとうんざりしてそうでした。
日本からシンガポールに来たときは特に何もなかったのに、顔が急に変わったのかな。笑
- 新型コロナワクチン接種完了証明(または陰性証明書)
- Arrival cardの登録(インターネットで済ませ、特にそのことは言及されなかった)
パスポートの他、この2点は必要なので要注意(2022年10月15日の時点)。詳しくこちら参照。
Arrival passは一度シンガポールに入国してもその旅ごとに必要です。
一気に旅ごとの申請もできますが、私はまとめてしなかったので、もう一度やり直しました。
ちなみに観光ビザでの日帰り旅行は何も問題ないようです。
この情報がどこにもなかったので、結構不安だった!
警察に連行(?)された後
policeと書いてあるチョッキを着たの若いお姉さん2人組がチェックポイント内の警察のOfficeに案内してくれました。
このお姉さんたちはいい意味で緊張感がなく、「大ごとではない感」を感じ取れて良かったです。笑
しかし、Officeに着くとベテラン風の警察官2人が無言で作業しているだけで緊張感が違う…。
2人組のお姉さんもすぐに下に戻ってしまい、急に不安になりました。
「ちょっと待ってて」と言われ、20分ほど経ちますが、なかなか呼ばれずますます不安に(でもスマホは使える)。
その後、また新しい別の旅行者が連れられてきて、仲間ができて少し安心。
取調べ?
ようやく、ベテラン風の女性にカウンターに呼ばれました。
その他、先ほども確認したワクチン接種証明書を見せたり、日本に帰る便のeチケットを見せました。
あとは私がなぜシンガポールにいるのかを説明し、ビザは一時帰国の後に手続き予定なことも伝えました。
また、再度「カラーコンタクトはしてないか?」を聞かれましたので、よくあることなのかもしれません。
その後、最後に顔の登録をして(推測ですが)、解放。合計で30分くらいでした。
ちなみに私の後に来た旅行者は別室に案内されていて、何事なのかちょっと気になります。
警察官の方に「また来週あたり海外旅行に行くんだけど、またこうなるの?」と聞いたら「次は大丈夫!」と言われたので信じています。笑
顔認証で引っかかる可能性があること
最近、整形をして入国拒否されるケースが多いとニュースになっていました。
「整形証明書」というものがあるそうですが、あまりにも多いと詐欺なども出てきそうですし、今後はどうなってしまうのでしょうか。
私は該当していませんが、2回も聞かれたので、よくあるのでしょう。
写真を撮る時、実際に旅行する際はお気をつけください。
私の場合はこれです。5年前と大きく変わったようには感じませんが、機械で見ると何かが違うのでしょう。
10年間のパスポートなので、あと5年間も似たことがあると思うと嫌ですね。
シンガポールではこの履歴が残っても、きっと他国には反映されないですよね。
パスポートは「写真だけを変える」ことはできず、再発行の手続きが必要です。
また、再発行は誰でもできるわけではなく
- 婚姻や養子縁組等により、戸籍上の姓を変更した場合
- 家庭裁判所の許可を得て、戸籍上の姓又は名を変更した場合
- 国際結婚により配偶者の姓を別名(別姓)として追記する場合
に限られます(東京都HPより)。
残存有効期間が1年未満となった方の場合は切替発給も可能です。
これからますますAIの顔認証が進みそうだから、次にパスポート作るときは5年のにしたいな。
多少は作用していそうですが、そこまで影響があるとは思えない範囲でしたが、写真を撮る時・通り抜ける時は普通のメイクがおすすめです。
最後に
初めてのことに戸惑いながらも、無事に入国することができて安心しました。
不安になると思いますが、顔だけで弾かれている場合、何もやましいことがない場合、堂々として大丈夫です!
この記事が参考になったら嬉しいです。
iPhoneでも上手く顔認証ができないことがあるので、顔認証をされにくい顔なのでしょうか。笑